「1940年代-60年代 広島洋画の粋 展」の開催に併せて,広島県内の子ども達から作品を募集しました。
テーマは,「1.1940-60年代ってどんな時代だったんだろう?」と「2.郷土ゆかりの画家について調べてみよう!」のふたつ。
子ども達は,家族や親戚,先生や地域の人々から話を聞いたり,図書館や美術館,資料館や公民館,学校などで調べたりして学習した結果を,絵や写真,作文やレポートにまとめてくれました。広島県内の1幼稚園,11小学校,そして6中学校から,586点の作品を応募していただきました。それらのうち一部の作品をここにご紹介したいと思います。また,応募いただいたすべての作品は現在,広島県立美術館3階ロビーに展示していますので,展覧会の鑑賞と併せて,ぜひご覧ください。
- 尾道市立長江小学校
尾道市は画家・小林和作が終の棲家としたところです。長江小学校では平成13年度の総合的学習の時間に「尾道人物館をつくろう」をテーマとして尾道市にゆかりのある人々を調べる学習をしました。このたび,この展覧会の開催にあわせて小林和作に関する学習をもう一度見直し,7枚のパネルにまとめて出品してくれました。- 千代田町立壬生小学校
画家・靉光の出身地は壬生小学校の校区にあります。壬生小学校5年生の有志5人の児童が,「靉光を調べ隊」を結成して,靉光のご遺族や公民館の館長さんなど,地域の人々の協力をいただきながら,靉光についてレポートし,その成果を1冊のノートにまとめてくれました。- 三次市立三良坂小学校
画家・柿手春三は戦後平和を訴える絵を多く制作し,その作品は三良坂平和美術館などに収められています。柿手春三の出身地・三良坂小学校では平成14年から15年にかけて「戦争体験」「戦時中のくらし」「疎開」「現在の三良坂町の平和な町づくり」について聞き取り・調査活動を行い,その成果を劇にまとめ,発表しました。今回は,そのときの舞台装置の一部とシナリオ・舞台写真を展示しています。- 安浦町立内海小学校
内海小学校は画家・南薫造の出身校です。内海小学校からは1年生から6年生までの児童による220点の作品を応募していただきました。南薫造の原画による体育館の緞帳を紹介したり,南薫造の作品を模写したり,南薫造の世界を自分なりに絵で表現したり,児童はそれぞれに南薫造を体感しています。- 広島市立三篠小学校
三篠小学校4年生の児童が昔(1940-60年代)の生活や使っていた道具,遊びなどについて,おじいちゃんやおばあちゃんに聞いたりして調べ,レポートやイラストなど93点の作品で報告してくれました。- 比治山女子中学校
2年生の生徒が,社会科の学習の一環として1940-60年代の歴史や,当時の生活用品などを調べてレポートや作文,写真やイラストなどにまとめ,137点の作品を応募してくれました。- そのほかの作品を応募していただいた幼稚園・学校
誠信幼稚園(福山市)
福山市立光小学校
広島市立楽々園小学校
安浦町立三津口小学校
安浦町立野路東小学校
安浦町立野路中切小学校
本郷町立船木小学校
東城町立小奴可中学校
沼隈町立千年中学校
沼隈町立至誠中学校
安浦町立安浦中学校
呉市立白岳中学校