彩色壷・題名募集(このページ) |
平成18年度
所蔵作品展第3期 関連企画
加守田章二(かもだ
しょうじ) 作 「彩色壷(さいしきつぼ)」 題名募集(だいめいぼしゅう)
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みんなはどんな題名(だいめい)を考(かんが)えてくれたかな?
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≪ 加守田章二(1933年‐1983年) 作 「彩色壷」 1971年制作 高さ14.0㎝×径27.0㎝ 広島県立美術館 蔵 ≫
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第3期所蔵作品展(10月~12月)で展示した加守田章二 作 「彩色壷」 の題名を募集したところ48名の来館者の皆様が応募してくださいました。楽しい題名をお寄せいただき,ありがとうございました。ここにそのすべてを一挙公開します。御応募いただいた皆様のうち,若干名様に抽選で粗品を進呈します。
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作者による題名は「彩色壷」つまり色付き壷ですが,この壷をじっと見つめていると…。いろいろなイメージが花開きました。
「色」が印象的な作品なので「色」「カラフル」「三色」「虹色」など「色」を表す題名がたくさんあります。「にじ色まんじゅう」なんてほのぼのとしちゃいます。
鱗(うろこ)又は甲羅(こうら)のような模様が描いてあるので,「うろこ」や「こうら」から,へび・とかげ・アルマジロ・かめ・おろち・りゅう・貝 などが連想されています。「彩蛇文山(さいじゃもんざん)」なんて読み方もおもしろいし意味(カラフルへび模様の山)も作品にあっているし,すごい!「カメツボックス(亀壷
X)」も「亀+壷+BOX」のユニークな合成語ですね。
うろこ模様がつながって輪になり,輪っかが積み重なってしま模様になり,波のようにうねっているところから,「ぐねぐね」「ぐるぐる」や,輪・しま・なみ・うねり・流れなどを表す題名も多いですね。「グルリンパ」なんて語呂がリズミカル。さらに,「時の流れ」や「季節の波」へとイメージが広がっていきました。「りゅうのおどり」も動きが感じられていいですね。
「カラフルなうろこもようのつぼ」「三色うろこつぼ」「しましまカラフル」などは作品の形や色の特徴をすっきりと表していますね。「フジツボのうれしい日」は暖かな海が思い浮かぶ詩情豊かな題名。
じゅずつなぎの縞模様がゆるやかなカーブを描いていることから,人間(女性)のからだに添った首飾り・胸飾りを連想する方もいらっしゃって,なるほどと納得いたしました。「古代(ふるきじだい)の首飾り」なんてロマンチックですね。
まだまだ,紹介したい題名や,意味や理由をお聞きしたい題名がたくさんあります。「さいぼうず」や「莫(バク)」など気になります。
みなさんはどの題名がぴったりだと思いますか? そして,みなさんならどんな題名をつけますか?
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「ぐわ~んとした風景」
竹森京子さん(45歳,広島市) |
「莫(バク)」
“中をのぞいてみたくなったから。何となく,なんとなく。”
西岡文江さん |
「カラフルなうろこもようのつぼ」
内田春香さん(10歳,広島市) |
「おろち」
のぐさきいちろうさん(6歳,福山市) |
「ちょっとへんなつぼ」
匿名希望さん |
「ぐねぐねつぼ」
田中良輔さん |
「たくさん集めたぞ!とかげのしっぽ」
“バラの花をたくさんいけてみたい。”
田中昌子さん |
「シマツボ」
さな田けい伍さん(7歳) |
「いろしつぼ」
匿名希望さん(7歳,広島市) |
「色輪壷」
匿名希望さん(39歳,広島市) |
「グルリンパ」
O.よしこさん(35歳) |
「ぐるぐるかもかも」
「さいぼうず」
K.貴美子さん |
「フジツボのうれしい日」
“南の海にいるフジツボみたい。ラッキーな事があった時みたいにうれしそう。”
中村多香子さん |
「りゅうのおどり」
岡本大輝さん(8歳) |
「三色うろこつぼ」
“三色で表面がうろこみたいだからです。”
井上照将さん(9歳) |
「ながれ」
“スパングルが動いて見えた。”
T.美千子さん(広島市) |
「しょうぼうつぼ」
もりたこうきさん(5歳) |
「なみのり」
“なみのようにみえる。”
黒木万都佳さん |
「彩蛇文山(さいじゃもんざん)」
前はたりょう太ろうさん(9歳) |
「かいらんつぼ(貝乱壷)」
前畠陸央さん(6歳) |
「しましまカラフル」
“なんでそういう名前をつけたかというと,しましまは上からみるとみどり白赤で下からみると赤白みどりでしましまのようになっているからです。カラフルはみどりとしろと赤できれいだからつけました。”
田中美緒さん(7歳)
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「季節の波」
“壷の表面の模様が波のようになっていておもしろい作品だと思う。”
匿名希望さん(14歳,広島市) |
「カラフルボーシ」
H.詩織さん(13歳,広島市) |
「おんがくがきこえるよ」
H.和也さん(15歳,広島市) |
「はちのす」
M.秀映さん(13歳,広島市)
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「へびの巣」
坪田真治さん(49歳,広島市) |
「まよけの壷」
A.峻右さん(12歳,広島市)
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「夕陽の耀き」
水田 夕さん(広島市) |
「いろつぼ」
今田そう一さん(2年生) |
「カラフルマジック」
山手敦史さん(10歳,府中町) |
「にょろにょろ石」
“へびに見えたようです。”
廣井 航さん(5歳,高知県)
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「にじつぼ」
前田美来さん |
「色多壷(しきたつぼ)」
牧口功輝さん(10歳,広島市) |
「にじ色まんじゅう」
金本りん太ろうさん(8歳) |
「くびかざり」
“女性のくびかざりをつけた様子に見えます。”
K.エミさん(43歳,庄原市) |
「古代(ふるきじだい)の首かざり」
H.武さん(84歳,広島市) |
「流れる道」
“流れにのって先に出口が見える様でした。」
匿名希望さん |
「時の流れ」
M.喜子さん(56歳,広島市) |
「虹色のアルマジロ」
「吉祥天女の首飾り」
A.英男さん(59歳,横浜市)
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「カメツボックス」
“カメのような感じの箱だから。色といい形といいカメのようだと思いました!!“
鶴岡 梓さん(16歳) |
「亀壷X(かめつぼっくす)」
“亀のようなBOXだから(本当はイラスト付きコメント)”
下地いずみさん(16歳)
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「純愛」
“ツタンカーメンの胸当てからの連想”
K.昌子さん(69歳,広島市)
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「にじいろ石」
F.だいきさん(7歳,広島市) |
「王女の首飾り」
O.純子さん(64歳,広島市) |
「うねり」
K.澄子さん |
「魔女の首飾り」
中島佳澄さん |
「蛇の穴」
中島紗弥子さん(15歳) |
「アルマジロのぬけがら」
毛利明子さん |
そして,あなたならどんな題名をつけますか? |
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※ 応募用紙には応募者の氏名・住所・年齢などホームページへの掲載の諾否を○×で記入していただきましたが,無記入の場合など意思確認ができない場合は,応募者の苗字をアルファベット表示するなどして個人情報に配慮しました。その他,文字の誤読などお気付きがありましたら,御連絡ください。(このページの担当は学芸課・宮本です。)
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