古伊万里・金襴手展 | ||||
平成10(1998)年4月3日(金)~5月5日(火) | ||||
主催 | 広島県立美術館、広島テレビ、読売新聞大阪本社 | |||
後援 | 文化庁、広島県、佐賀県有田町 | |||
協賛 | 広島総合銀行 | |||
入場料 | 一般 800円(600円) | |||
高・大学生 500円(300円) | ||||
小・中学生 300円(100円) | ||||
( )内は20名以上の団体料金 | ||||
入場者数 | 24,271人 | |||
内容 | 1610年代に佐賀県有田町で始まった日本の磁器生産は、1640年代に入って色絵磁器が作られるようになり、個性豊かな独自の美の世界を確立した。元禄時代になると、有田の色絵磁器は金襴手と称されるものが主役となり、近くの港町・伊万里から各地に運ばれたため、一般に「伊万里」という名称で呼ばれるようになった。金泥をふんだんに用いた金襴手は、国内においては豪商や豪農・公家などを魅了して、茶道具としての位置を確立した。そして、海外においては王侯貴族や裕福な市民に大型で華麗な様式が好まれ、後期バロック時代に多くの製品が受け入れられたため、ヨーロッパでは、長い間、金襴手が日本磁器の代表と考えられた。今回の企画展は、伊万里焼の頂点に君臨する豪華絢爛たる金襴手の中でも、特に優れた元禄時代の名品を中心に、約130件を展示した。全国に散在する金襴手の名品が、これだけの規模で一同に展覧されるのは初めてのことであった。世界中から熱い視線を集めた黄金のやきものをとおし、日本人の美意識の一面を再発見できたといえよう。(本展担当者:村上 勇) | |||
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関連事業 | ||||
講演会 | 平成10年4月11日(金)東京国立博物館考古課長 矢部良明 「酒井田柿右衛門と古伊万里・金襴手」 | |||
列品解説 | 平成10年4月24日(金)、5月1日(金)午前11時 村上 勇(当館学芸員) | |||
関連番組 | 4月 2日 広島テレビ「テレビ宣言」
4月 2日、15日、27日 広島テレビ「マル○研究所」 4月 3日、27日 広島テレビ「ニュース」 4月18日 日本海テレビ「展覧会告知」 4月 3日 中国ケーブルビジョン「ニュース」 | |||
関連記事 | 作品解説:読売新聞 4月3日、5日、8日、10日、11日 産経新聞 4月11日 一般記事:読売新聞 4月3日 産経新聞 4月3日、4日 | |||
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カタログ内容 | 「古伊万里・金襴手と酒井田柿右衛門」 矢部良明 「色絵松帆掛船文葉形皿」 関 和男 「ヨーロッパに輸出された伊万里金襴手」 佐々木秀憲 図版 第1章 元禄柿銘の色絵金襴手と酒井田柿右衛門 第2章 古伊万里・金襴手の名作 第3章 輸出された古伊万里・金襴手の名作 古伊万里・金襴手関係年表 出品目録 図録販売終了しました |
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展覧会巡回先 | 東急日本橋店(平成9年9月12日~17日) 有田ポーセリンパーク(平成9年10月8日~12月25日) 下関市立美術館 (平成10年1月15日~2月22日) | |||
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