日本人メキシコ移住100周年記念 メキシコの美術:1920-1950 | ||||
平成10(1998)年6月24日(水)~7月26日(日) | ||||
主催 | 広島県立美術館,読売新聞大阪本社,美術館連絡協議会 | |||
後援 | 外務省,文化庁,メキシコ大使館,NHK広島放送局,中国放送,広島テレビ,広島ホームテレビ,テレビ新広島,広島エフエム放送 | |||
助成 | 国際交流基金 | |||
協賛 | 花王株式会社 | |||
協力 | 日本航空 | |||
企画協力 | メキシコ国立文化芸術審議会,メキシコ国立芸術院 | |||
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入場料 | 一般 800円(前売650円・団体700円) | |||
高・大学生 500円(前売400円・団体400円) | ||||
小・中学生 200円(前売100円・団体100円) 団体は20名以上 | ||||
入場者数 | 5,286人 | |||
内容 | 1910年に始まったメキシコ革命による動乱は、1920年代に入りようやく沈静化した。この時バスコンセロス文部大臣のもとで革新的な文化政策が実行された。その一つが壁画運動である。リベラ、オロスコ、シケイロスなどによって国内の公共施設に次々と壁画が描かれ、スペイン人に征服される以前からメキシコ革命にいたるまでの歴史が題材に選ばれた。 また、美術を一部のエリートたちから広く民衆のものとするために、メキシコ各地に野外美術学校が開設された。そこでは、美術教育を受けたことのない児童から青年までが、自由な教育システムのもとで、創作活動を展開した。日本人画家の北川民次も校長の一人としてこの野外美術学校を支えた。 メキシコの近代美術は、ヨーロッパに留学したリベラなどに見られるモダニズムの受容の時代を経て、民主の記憶の原形ともいえる古代メキシコ美術に創造の霊感を得ながら、独自の美術を創りあげた。この展覧会は日本人メキシコ移住100周年を記念して開催し、メキシコ・ルネサンスともいわれた1920年代から1950年ごろまでを、壁画運動と野外美術学校派の画家たちに焦点をあて、メキシコ近代美術の流れを日本で初めて本格的に紹介したものである。(本展担当者:松田 弘) | |||
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関連事業 | ||||
講演会 | 日時:6月28日(日)午後2時 演題:「メキシコ美術-1920年代を中心に」 講師:中原佑介(美術評論家) | |||
講演会 | 日時:7月11日(土)午後2時 演題:「メキシコの美術」 講師:松田 弘(当館主任学芸員) |
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ギャラリートーク | 日時:7月5日(日)、12日(日)午前11時 講師:松田 弘(当館主任学芸員) | |||
主要関連報道 | 読売新聞広島版(6/25, 7/22, 7/23) 読売新聞福岡版(7/23) 朝日新聞山口版「おはよう山口」(7/20) リビングひろしま(7/4) 産経新聞「美との対話」(6/13, 6/20, 7/4, 7/11) 広島市広報誌「to you」(6月号) タウン情報誌「月刊ぴーぷる」「タウン情報ひろしま」「広島ビジネス」 広島テレビ「柏村武昭のTV宣言」(7/14, 6/24, 25 ) テレビ新広島「スーパーニュース」(6/24) 広島テレビ(6/24) 中国放送「JNNニュース」(6/24) 中国ケーブルヴィジョン「ア・ミュージアム・レター」 |
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カタログ | 主催者あいさつ 「国際的見地で見るメキシコの巨匠」・・・・エドワード・J・サリバン 「メキシコ近代美術に関する新しい提言」・・・・ルイス=マルティン・ロサーノ カタログ 序論・・・・アグスティン・アルテアガ、ルイス=マルティン・ロサーノ 「北川民次と野外美術学校」・・・・村田哲郎 「アート・スチューデンツ・リーグ出身の日本画家が受けたメキシコ壁画運動の影響-石垣栄太郎と野田英夫の場合-」・・・・松田弘 作家略歴 年表 邦文参考文献 欧文参考文献 定期刊行物 |
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展覧会巡回先 | 大丸ミュージアム・東京(1998年2月25日~3月9日) 北海道立旭川美術館(1998年4月4日~5月10日) 大丸ミュージアム・梅田(1998年5月20日~6月8日) 郡山市立美術館(1998年8月1日~8月30日) | |||
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