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バウハウス展 ガラスのユートピア
平成12(2000)年9月7日(木)~10月22日(日)
主催広島県立美術館,読売新聞大阪本社,美術館連絡協議会,広島テレビ, 関西ドイツ文化センター
後援大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館
協賛ミサワホーム中国株式会社,広島大学工学部建築意匠研究室,中電技術コンサルタント株式会社,ルフトハンザ
企画協力ミサワホーム株式会社,川崎市市民ミュージアム
協賛花王株式会社
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入場料一般 900円(前売・団体700円)
高・大学生 600円(前売・団体400円)
小・中学生 300円(前売・団体100円)
入場者数12,833人
内容バウハウスは1919年にドイツのワイマールに開校した国立の総合美術学校です。初代校長のグロピウスは,中世の大聖堂がそうであったように,絵画や彫刻は最終的には建築のもとに総合されるべきだという理念を掲げました。このバウハウスに,日本をはじめ世界中から若者たちが集まりました。彼らは独創的な教育プログラムのもと,クレーやカンディンスキーなどの優れた教授(マイスター)たちの授業を体験します。そしてバウハウスという教育の場が学生とマイスターによる祝祭と情熱に満ちた共同体になっていったのです。そして,バウハウスはその斬新なデザインによって美術の歴史に名を残しました。建築,家具,テキスタイル(染織),舞台美術,印刷,タイボグラフィ-など,モダンデザインの領域に革命を起こし,その原形を造り上げました。この展覧会では,バウハウスのコレクションとしては国内最大を誇るミサワホームコレクションを中心として,広島県立美術館や宇都宮美術館など国内の美術館所蔵の作品を加え,総数283点の絵画,工芸,家具,建築資料等を展示し,広島での初めての本格的なバウハウス紹介となりました。特に今回は広島大学工学部建築意匠学研究室の協力により,グロピウスの校長室やデッサウのバウハウス校舎などを,CG処理したアニメーション画像として公開しました。これは世界的にもほとんど例がなく,日本においても初公開となりました。(本展担当者:松田 弘)
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関連事業
講演会日時: 10月15日(日) 14:00~15:30
演題: 「バウハウスと建築」
講師: クリスチャン・ヴォルスドルフ(ベルリン・バウハウス資料館副館長)
ギャラリートーク日時: 9月8日(金),9月22日(金),9月29日(金),10月6日(金)  各回とも13:00~14:00
講師: 松田弘(当館主任学芸員)
研究発表「広島でバウハウスを探せ」
日時: 9月15日(祝・金) 14:00~16:00
内容: 広島大学付属東雲中学校生徒による広島市内にあるバウハウス的建築等の調査研究発表
コメンテーター: 杉本俊多(広島大学教授)
料金: 無料
ピアノコンサート「バウハウスと音楽」
日時: 9月17日(日) 15:00~16:30
会場: 美術館講堂
演奏: シュテファン・シュライヤーマッハー
内容:バウハウスに関係した作曲家の曲のピアノ演奏
1 ジョージ・アンタイル(1900-1959)「野生のソナタ」
  George Antheil「Sonata Sauvage」
2 ヨセフ・マティアス・ハウアー(1883-1959)「12音技法」
  Josef Matthias Hauer「Zvolftonspiel」
3 シュテファン・ヴォルペ(1902-1972)「アダージョ第5番」
  Stefan Wolpe「Adagio Nr.5」
4 ウラジミール・フォーゲル(1896-1984)「生きた自然」
  Wladimir Vogel「Nature Vivant」
5 ヨセフ・マティアス・ハウアー(1883-1959)「12音技法」
  Josef Matthias Hauer「Zvolftonspiel」
6 ハンス・ハインツ・シュトゥッケンシュミット(1901-1988)「ハンブルクの橋を渡るアレキサンダー大王の行進曲」
  Hans Heinz Stuckenschmidt「Marsch Alexander des Grossen under Brucken von Hamburg」
7 ヨセフ・マティアス・ハウアー(1883-1959)「12音技法」
  Josef Matthias Hauer「Zvolftonspiel」
8 ジョージ・アンタイル(1900-1959)「飛行機のソナタ」
  George Antheil「Sonata“The Airplane”」
9 シュテファン・ヴォルペ(1902-1972)「二つの行進曲 屹立する音楽」
  Stefan Wolpe「2Marsche Stehende Musik」
主要関連番組県広報番組: 10月8日「おはよう!広島県」
主要関連記事一般記事:読売新聞9月8日,産経新聞9月10日,中国新聞:9月19日
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カタログ内容あいさつ
  「ワイマール共和国とバウハウス」 多木浩二 
  「美術史とバウハウス」 松田弘
  「バウハウスーその虚と実」 高見堅志郎 
  「バウハウスの祝祭」 杣田桂穂
  「バウハウス教育のコスモロジー」 木村健太
カタログ
  ヨハネス・イッテンの予備課程
  ラモス・モホリ=ナギの予備課程
  ヨーゼフ・アルバースの予備課程
  ヨースト・シュミットの授業
  ヴァシリー・カンディンスキーの授業
  パウル・クレーの授業
  「舞台工房ーシュレンマーと《メカニック・バレー》」 木村理恵子
  「バウハウス1923/パウル・クレー1923」 柿沼万里江
  「今世紀初頭のガラス建築ーデッサウ・バウハウス校舎を中心に」 沢 良子
  「私に「聖」を与え続ける造形ーあるいはバウハウスが向かったデザインの形態」 羽原粛郎
カタログ
  陶器
  金属・ガラス
  家具・玩具
  織物
  印刷・広告
  「写真の回転ー「光の造形」から情報空間へ」 深川雅文
  「バウハウスにおける色彩論的回転ーコントラスト・グラデーション・コンステレーション」 前田富士男
カタログ
 絵画
 彫刻
 版画
 素描・習作
 「もう一つのユートピアーアメリカにおけるバウハウス」 穂積利明
バウハウス関連年表
作家略歴
参考文献
出品リスト
図録販売終了しました
展覧会巡回先宇都宮美術館(平成12年3月19日-5月14日)
北海道立函館美術館(平成12年5月21日-6月25日)
徳島県立近代美術館(平成12年7月15日-8月27日)
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このページの制作協力:広島県立美術館友の会ボランティア

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