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異彩の洋画家「発掘 名井萬龜」展
平成12(2000)年2月11日(祝・金)~3月26日(日)
主催広島県立美術館
後援中国新聞社、NHK広島放送局、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送
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入場料一般 700円(600円)
高・大学生 400円(300円)
小・中学生 200円(100円)    ( )内は前売・20名以上の団体料金
入場者数 5,389人
内容名井萬龜は1896年、広島市に生まれています。絵は独学でしたが、1926年からはフランスで8年間にわたって絵を学びました。当時フランスで交遊のあった藤田嗣治は「従来の画風を捨て個性のある画風の創作に熱中していた」と伝えています。名井は帰国後の1936年、東京上野にあった日本美術協会の陳列館を借り切り、大作ばかりで250点以上の大規模な個展を開きその成果を発表します。それまで美術館を借り切って個展を開いた人などありませんでしたから、驚かれたと同時に日本美術界に新風を吹き込んだと戦後まで語り継がれる評価を得ました。戦後も読売アンデパンダン展や日本現代美術展などで話題作を発表し続け、1976年に没するまでさまざまな社会問題をテーマに制作を続けました。流行を追わない彼の表現は、晩年発表する機会が少なくなったこともあって徐々に人々の記憶から薄れていきました。この展覧会では、幸いにも散逸を免れた遺作の中から約100点の油彩画と各種の参考資料を展示し、知られざる洋画家名井萬龜の全貌を紹介しました。(本展担当者:角田 新)
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関連事業
講演会1演題:名井萬龜の芸術
講師:金田 晉(広島大学教授)
日時:2月12日(土)14時~
講演会2演題:名井萬龜とその時代
講師:尾崎眞人(板橋区立美術館主任学芸員)
日時:2月19日(土)14時~
講演会3演題:名井萬龜展に寄せて
講師:角田 新(当館学芸員)
日時:2月26日(土)14時~
ギャラリートーク日時:2月18日(金)、3月3日(金)、17日(金)11時~
講師:角田 新(当館学芸員)
関連番組NHK:2月1日「ひるまえフレッシュ便」3月5日「新日曜美術館」
県広報番組:3月5日「おはよう! ひろしま県」
主要関連記事 作品解説:産経新聞1月15日、22日、29日、2月5日、26日
一般記事:朝日新聞3月23日 ギャラリーvol.3
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カタログ 謝辞
あいさつ
「名井萬龜・修羅が走った」金田 晉
図版
1 戦前の名井萬龜  1916~45
2 二科への参加と決別  1945~49
3 アンデパンダン展と名井  1950~60
4 社会問題から身近な日常へ  1961~76
「異彩の画家・名井萬龜-その半生と芸術-」角田 新
年表
出品目録
主要参考文献
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