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ヨハネ・パウロ2世美術館のバロック
華麗なる17世紀ヨーロッパ絵画展 ギャラリーコンサート

コンサートスケジュール 展示中の古楽器 古楽器演奏者紹介

コンサートスケジュール
展示室内でバロック音楽の演奏を行います。
*鑑賞には展覧会の入場券が必要です。
4月9日 4月10日 4月16日 4月17日 4月23日 4月24日 4月30日 5月1日 5月7日 5月8日 5月14日 5月15日 5月21日 5月22日 5月28日 5月29日 6月4日 6月5日
月日
時間(各回30分程度)
演奏
曲目
4月9日(土) 10:00~ 酒井 由紀(ソプラノ)
小城 明子(ピアノ)
(エリザベト音楽大学学生、卒業生)
スカルラッティ:私は心に感じる
ストラデッラ:教会のアリア
ヘンデル:樹木の陰で(ラルゴ) ほか
14:30~ 小城 明子(ピアノ)
小松 加奈(オーボエ)
上野 実加(ファゴット)
山田 沙矢佳(Tr.)
(エリザベト音楽大学学生、卒業生)

ヴィヴァルディー:コンチェルト
マルテェロ:コンチェルト ほか

4月10日(日) 10:00~ 古川 愉規(メゾ-ソプラノ)
金屋 美智子(ピアノ)
(エリザベト音楽大学学生、卒業生)
バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
ガスピリーニ:いとしい絆よ
ヘンデル:緑の牧場よ  ほか
14:30~
4月16日(土) 10:00~
14:30~

守光博彦(日本ヴィオラ・ダ・ガンバ協会会長)

古楽器のコンサート
○ヴィオラ・ダ・ガンバのために
サント・コロンブ(17世紀後半 フランス)
・ボージャン氏のためのプレリュード
・ファンタジー
・甘き思い出
ドゥ・マシ(17世紀後半 フランス,サント・コロンブの師)
・組曲
マラン・マレ(1656-1728 フランス,サント・コロンブの弟子)
・夢見る人
・バディネージュ
・アラベスク
○チェロ・ピッコロのために
ヨハン・セバスチアン・バッハ (18世紀前半 ドイツ)
・5弦のための組曲(無伴奏組曲第6番)
4月17日(日) 10:00~ 中野香織(ピアノ)
大塚広美(ソプラノ)
小川幸恵(ピアノ)
(エリザベト音楽大学学生、卒業生)
1 中野香織
  スカルラッティ:ソナタ 1
2 小川幸恵
  ガルッピ:ピアノ・ソナタ 第5番 1~3楽章
  バッハ:イタリア協奏曲 
3 大塚広美
  カルダラ:たとえつれなくとも
  ヘンデル:私を泣かせてください
14:30~
4月23日(土) 10:00~ 金屋 美智子(ピアノ)
古川 愉規(メゾソプラノ)
(エリザベト音楽大学学生4年)
ローザ 側にいることは
ガスパリーニ あなたへの愛をすてることは
J.S.バッハ 主よ、人の望みの喜びを
J.S.バッハ G線上のアリア
ヘンデル 緑の牧場よ
ヘンデル 樹木の蔭で
ヘンデル サラバンドと変奏
J.S.バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第2巻19番
ガスパリーニ いとしい絆よ
ヘンデル わが泣くままに
カリッシミ フィッリ、もうあなたを愛していない
14:30~
4月24日(日) 10:00~ 竹中 美紀(ピアノ) 
(エリザベト音楽大学卒業生)
バッハ インヴェンションNo.1~No.15
バッハ 小前奏曲 
クープラン 修道女モニク
ラモー アルマンド
ダカン かっこう ほか
14:30~ 住吉 茉弥(ピアノ)
増田 愛子(フルート)
(エリザベト音楽大学学生4年)
J.S.バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第2巻15番
テレマン 12のファンタジーより 第1番
ヘンデル ラルゴ
J.S.バッハ 管弦楽組曲 第2番 BWV1067より ポロネーズ、パディネリ
グルック 歌劇『オルフェウス』より 精霊の踊り
J.S.バッハ フルートソナタ BWV1030
4月30日(土) 10:00~ 安足 磨由美(リコーダー)
ヘンゼラー,エヴァルト(リコーダー)
高松 泰子(リコーダー)
(エリザベト音楽大学学生、卒業生、教授)
3本のリコーダーによる音楽
18世紀の響き
  マッテゾン:ソナタ 変ロ長調
16-17世紀の響き
  ヒルトン:リコーダー曲集《Ayres》より トリオ
  作曲家不詳:歌曲 3曲
17-18世紀の響き
  マッテゾン:ソナタ ト短調
  ボワモルティエ:ソナタ ヘ長調
  ファーバー:パルティータ ハ長調
14:30~
5月1日(日) 10:00~ 中野 亜林(ソプラノ) 
南谷 有紀(ソプラノ)
貞丸 祐子(メゾソプラノ)
上重 聖子(フルート)
大伴 桂子(ピアノ)
(エリザベト音楽大学卒業生)
ヘンデル:私を泣かせてください
ヴィヴァルディー: 親しき森よ、友なる牧場よ
スカルラッティー:孤独が私に訪れた
ヴィヴァルディー:私を満たしてください
ヴィヴァルディー:フルート協奏曲“ごしきひわ”
カリッシミ:送別の哀歌
マルティーニ:しばしば世間というものは
14:30~
5月7日(土) 10:00~
14:30~

武藤彰良(日本リュート協会会員)
守光博彦(日本ヴィオラ・ダ・ガンバ協会会長)
中川剛(バロック・チェロ)
中川裕美子(ソプラノ)

古楽器のコンサート
カール・フリードリヒ・アーベル
・ヴィオラ・ダ・ガンバのための無伴奏組曲
ヘンリー・パーセル
・ああ、恋することは何と素晴らしい!
・バラの花よりも甘く
マラン・マレ(1656-1728)
・フォリアの主題による32の変奏(ヴィオール曲集第2集から)  ほか
5月8日(日) 10:00~ 根石 照久(フルート)
澤田 由織(フルート)
林 織惠(フルート)
木曽 華奈子(ピアノ)
伴谷 麻衣子さん(ピアノ)
(エリザベト音楽大学学生、卒業生)
クーラウ:ロンド
バッハ:主よ、人の望みの喜びを
パッフェルベル:カノン
クウ゛ァンツ:ソナタ 二長調
テレマン:四重奏曲 ニ短調
14:30~
5月14日(土) 10:00~
14:30~

守光博彦(日本ヴィオラ・ダ・ガンバ協会会長) 

武藤彰良(日本リュート協会会員)

古楽器のコンサート
マラン・マレ(1656-1728)
・フォリア(ヴィオール曲集第2集から)
・グラン・バレ(ヴィオール曲集第3集から)
アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745)
・第1組曲(ヴィオール曲集から) ほか
5月15日(日) 10:00~ 石浜 早利絵(ピアノ)
浅野間 友美(フルート)
(エリザベト音楽大学学生、卒業生)
ヘンデル シャコンヌ
J.S.バッハ 管弦楽組曲 第2番 BWV1067より パディネリ
14:30~
5月21日(土) 10:00~ 賀谷 正宏(チェロ)
飯田 真理子(ピアノ)
(エリザベト音楽大学学生、卒業生)

J.S.バッハ: プレリュード サラバンド ジーグ
ヴィバルディー: トッカータ
グノー: アヴェマリア

14:30~

藤川 美紀(ピアノ)
山田 岳(ギター)

J.S.バッハ:リュート組曲 第4番
J.S.バッハ:アリオーソ
フランス組曲第5番 アルマンド
ダカン:かっこう
J.S.バッハ:「カンタータ」140番

5月22日(日) 10:00~

安足 磨由美(リコーダー)
ヘンゼラー,エヴァルト(リコーダー)
小田 郁枝(チェンバロ)
(エリザベト音楽大学学生、卒業生、教授

リコーダーとチェンバロによるバロックの響き
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:トリオ・ソナタ ヘ長調
ジュゼッペ・サンマルティーニ:ソナタ ニ短調
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:アリアと変奏 ホ長調
ゲオルク・フィリップ・テレマン:幻想曲
ゲオルク・フィリップ・テレマン:デュエット
第1番 変ロ長調
ウイリアム・ウイリアムズ:鳥の鳴き声の模倣によるソナタ ヘ長調
14:30~
5月28日(土) 10:00~ 古藤 千明(ヴァイオリン)
賀谷 正宏(チェロ)
栗元 志保(ピアノ)
(エリザベト音楽大学学生、卒業生)
バッハ作曲 無伴奏チェロソナタ三番よりプレリュード
バッハ作曲 無伴奏チェロソナタ一番よりプレリュード(仮)
バッハ作曲 ヴァイオリンソナタ(数曲抜粋)
ヘンデル作曲 オンブラマイフ
パッフェルベル作曲 カノン
14:30~
5月29日(日) 10:00~ 竹中 美紀(ピアノ) 
(エリザベト音楽大学学生、卒業生)
曲目未定
14:30~ 桑原 有美(ピアノ)
大心池 摩耶(チェロ)
(エリザベト音楽大学学生、卒業生)
バッハ:G線上のアリア
バッハ:アリオーソ
クープラン:ベル
ラモー:サラバンド
フォルクレ:第一組曲より アルマンド
マラン:2つのフランス古踊
クロフト:組曲第3番
サマルティーニ:ソナタ
6月4日(土) 10:00~ 賀谷 正宏(チェロ)
飯田 真理子(ピアノ)
(エリザベト音楽大学学生、卒業生)
バッハ作曲 無伴奏チェロソナタ三番よりプレリュード
バッハ作曲 トッカータ
ヴィヴァルディ作曲 チェロソナタ一番
グノー アヴェマリア
14:30~
6月5日(日) 10:00~ 桑原 有美(ピアノ)
大心池 摩耶(チェロ)
(エリザベト音楽大学学生、卒業生)
バッハ:G線上のアリア
バッハ:アリオーソ
クープラン:ベル
ラモー:サラバンド
フォルクレ:第一組曲より アルマンド
マラン:2つのフランス古踊
クロフト:組曲第3番
サマルティーニ:ソナタ
14:30~
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展示中の古楽器
(左から)
1 バロック・リュート(日本製)

2 ルネサンス・リュート(日本製)

3 パルドシュ・ド・ヴィオール
フランソワ・シャノーのヴァイオリン(19世紀)を平山照秋(兵庫県)が改作。
この楽器は、18世紀フランス王宮で愛された。特に貴族の女性たちが、ヴァイオリンを弾く時の格好を嫌い、ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)を弾く優雅な姿勢を保ちつつ、またその技術を転用しながら、ヴァイオリンと同じように高音部のメロディーを弾くために存在した。5~6弦のものが一般的でいちばん細い弦はヴァイオリンよりも高いソの音に調弦され、膝の上に乗せ、ヴィオールのように弓で弾く。

4 バロック・チェロ
1800年頃、作者不詳(南チロル地方)
現代通常使用されているチェロに比べ、エンドピン(胴下の楽器を支える金の棒)がなく、指板(左手で弦を押さえる部分)が短い。また、弦はガット(羊や牛の腸)で作られ、胴内部のバスバー(表板の裏側に補強のために張られている短い木)が短い。

5 ヴィオラ・ダ・ガンバ(6弦)
ヨアヒム・ティールケ
復元:ウォルフガング・イーベル(1974年)
ヴィオラ・ダ・ガンバは、6弦のものが一般的ではあるが、17世紀末から18世紀にかけて、フランスのヴィオール奏者サント・コロンブが低音側に一弦増やし、7弦として響きを充実させた。
もともとはスペインで16世紀に流行したギターに似たビウエラという楽器を弓で弾くという発想から生まれた。スペインの文化が、17世紀にはイギリス、フランス、ドイツへと広がっていく中で、イギリスでは、ヴィオラ・ダ・ガンバは大小さまざまな型の同属楽器による合奏(=「コンソート」)が発展した。フランスとドイツでは、それぞれ、個人芸を重視した音楽が愛された。フランス革命とともに、貴族が愛したこの楽器は庶民が嫌うところとなり廃れた。19世紀~20世紀初めにイギリスのアーノルド・ドルメッチらが復元活動を行い、現在に至る。

6 ヴィオラ・ダ・ガンバ(7弦)
ヨアヒム・ティールケ
復元:坂本虎之助(1979年)

7 チェンバロ
堀 栄蔵
1978年

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古楽器演奏者紹介
守光 博彦(もりみつ ひろひこ) 京都生まれ。中学生の頃から、吉田顕氏に師事しチェロをはじめる。高校在学中よりさまざまな大学オーケストラや古楽アンサンブルに参加し、1981年京都大学、1984年信州大学の、各大学オーケストラのヨーロッパ公演に参加する。その間に、ヴィオラ・ダ・ガンバの手ほどきを平尾雅子氏に受け、以後、千成千徳、志水哲雄、ヴィーラント・クイケンの各氏の指導を受ける。
日本各地の高山を放浪中に、北アルプスの白馬岳頂上で、バッハの無伴奏チェロ組曲の全曲を演奏。ネパール放浪中に「マチャプチャレ・ベースキャンプの水力発電事業」に参加。2000年のバッハのマタイ受難曲演奏会では通奏低音のチェロとヴィオラ・ダ・ガンバのソロとを掛け持ちで行う。
2003年にイラク戦争勃発後は、毎年、聖週間にルソン・ド・テネブル演奏会を企画。2005年から日本ヴィオラ・ダ・ガンバ協会会長。
武藤 彰良(むとう あきよし) 愛知県生まれ。楽器の持つ音色の美しさに魅せられ、大学在学中より、リュートを始める。
名古屋大学古楽研究会に所属し、アンサンブルに参加しつつ、リュートを中川祥二氏より学ぶ。以後、リュート、テオルボ、バロックギター等のルネサンス、バロック期の各種撥弦楽器奏法および通奏低音奏法について、佐野健二、竹内太郎、永田平八の各氏より指導を受ける。
会社勤めのかたわら、アーリーミュージックカンパニー(大阪)、バッハの森クワイア(つくば)、神戸バッハカンタータアンサンブル等、各地の様々な音楽団体に参加、熱心に音楽活動を展開し現在に至る。日本リュート協会会員。
   
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